長距離フェリーに乗ってみたい
サンライズ出雲に乗った記録では「寝台列車に乗ってみたい」ということでサンライズ出雲に乗車しました。 でも長距離フェリーにも乗りたくないですか?乗りたいですね、乗りましょう。
フェリーに乗るのは初めてなので、穏やかであまり揺れないという瀬戸内海航路にします。 この航路のフェリーはいくつかありますが「名門大洋フェリー」1(新門司港~大阪南港)のフェリーきょうとに乗ることにしました。 ちなみに、ほぼ同じ航路を通るフェリーとして「阪九フェリー」もあります。 それでも名門大洋フェリーを選んだ理由?は特に無いです。 最初に見たのが名門大洋フェリーのためだった気がします。 後から知ったことですが、公共交通機関からアクセスのしやすい大阪南港発着なのは名門大洋フェリーだけであり、この辺は便利なんじゃないでしょうか。
当初は、東京から飛行機経由で新門司港まで行き、そこからフェリーで大阪に移動後すぐ東京に戻るつもりでした。 しかし、せっかくなので奈良・京都・大阪あたりの観光もしています。
フェリーきょうと
羽田空港から飛行機で北九州空港まで飛んだあと、資さんうどんで食事し、連絡バスで新門司港に移動し乗船します。 連絡バスは少し遅れた2けど無事乗船できて良かった。
乗船したのが週末(金曜日)ということもあってか、結構人がいます。 夕食のためレストランも覗いてみましたが、やはり人が多いのと、コスト(バイキング形式1800円)とパフォーマンス(さっきうどん食べたばっかであまり入らない)の兼ね合いからスキップにしました3。 売店でもつまみが売られていたり、カップラーメンの自販機もあるのでまぁ大丈夫でしょう。
なお、このレストランや売店、自販機など船内での支払い方法はほぼ現金のみです。 一部の自販機(確認できた中では2台)はCoke ONに対応しておりそこだけはCoke ON Payが利用できますが、一切現金を持たずに乗船するのは厳しいと思います。
デッキに出てみると、寒い中数人が出航を見守っています。 風も強く、海面を覗き込むと結構怖い。
デッキ
部屋に行きます。 今回は「デラックス」タイプの個室です。 ホテルのように洗面所・トイレ・お風呂(、そしてサンライズ出雲には無かった冷蔵庫)も付いています。 室内全体のまともな写真は撮り忘れたので、もし興味があれば公式サイトのページをご覧ください。一応熱画像だけは撮っておりこれです。
室内の熱画像
こういうのは船の中であることを感じさせる。
「非常の際の心得」
備え付けの救命胴衣
ほか、火災発信機は海外にありそうなスタイル。 ヨーロッパ系の規格だそうです4。
火災発信機
室内は快適で、温度や騒音、波の揺れが気になることはありませんでした。
ただ、電波に関しては結構弱いです。 まず地上波のテレビについてはワンセグ(BSは普通に映っていた)でした。 また携帯の電波もよわよわです。 瀬戸内海航路は陸地が近く圏外にはなりにくい?と言われており、 確かに圏外表示までは見ていませんが、テキストの読み込みくらいならまだなんとか、画像は運が良ければ、動画はほぼ無理の状況でした。 船内で使えるWi-Fiもあるとのことでしたが、このバックエンドも携帯電話回線のようで実用は難しかったです。 Starlinkを導入するフェリーもあるようなので、そういう会社の船だったら違ったかもしれません。
また、エンジンからと思われる振動5も若干あります。 特に座ったり横になるとじわじわきます。 大きな振動では無いですが、慣れていないこともあり睡眠は浅め6でした。
明石海峡大橋を通過する際には再びデッキに出てみましたが、朝も早くまた寒いのに数人います。
明石海峡大橋
朝の車窓(船窓?)から見た景色はキレイでした。
車窓(船窓?)
こんなところですかね。 そうこうしているうちに大阪南港7(「みなみこう」ではなく「なんこう」と読む)に着きました。
奈良・京都・大阪観光
Day1
大阪南港からすぐ奈良の東大寺に向かって大仏を見て、 二月堂のほうまで登ってみて、
二月堂からの景色
奈良公園で鹿せんべいを買って速攻で鹿に巻き上げられて、京都駅に向かった。 乗り換え案内に載っていない列車8に本当にこれで合っているか不安になりながら乗り嵐山に向かい、 人の多さに帰りたくなりつつ、天龍寺と竹林と渡月橋と電電宮を見て、トロッコに乗ろうと思ったけど時間が無いなと後にした。
この辺りの電車はクロスシートが多くて好き。 首都圏でクロスシートに乗りたければ基本的に追加料金を払う(しかも普通列車グリーン車なら料金を払っても座れる保証は無い)んだが😡と思いながら、時折まほあこで流れたようなメロディを聞きながら移動し、飲み食いして、ホテルのコインランドリーの乾燥よわよわだよ~これ終わるまで眠れないよ~トホホと思いつつ仮眠して乾燥具合を確かめながら寝た。
Day2
早めの朝8時ごろに伏見稲荷大社に向かい、稲荷山を目指して後続の人には抜かされまくって最後のほうは階段を1段ずつ登り降りしながらもなんとか山頂まで登って、
稲荷山山頂
むかし学生時代に来たときにおみくじで大大吉引いたんだよね~と思いながらおみくじ引いたら中吉で、 そのあと坂本ケーブルに乗って比叡山に行って、帰りにびわ湖浜大津駅の併用軌道を見て、ホテルに行った。
この日のホテルは以前勤めていた会社(の健康保険組合(任意継続中))の福利厚生を通じ割引価格で予約したホテルだったが、身の丈に合わず落ち着かなかった。 いやでも通常価格を見ても別に高級ホテルというわけでは……まぁ客層的にオタクが一人で泊まるようなホテルでは無かったということかも知れない。 自分はずんだもんがレビューしているようなホテルで大丈夫です。 いや、それは言い過ぎた。せめて「建物の古さを感じるが掃除は行き届いている」程度にレビューされるようなホテルには泊まりたい。 いや、もっと言えばバス・トイレ別のホテルに泊まりたい。
このホテルのスイッチはPanasonic アドバンスシリーズの中でも「セレクトプレート」を使っているらしいです。 (リンクプラスではないノーマルの)アドバンスシリーズは初めて触ったがあまり押し心地は好みではなかった。
ホテルのスイッチ
今回の旅行とは全く関係ないが、以前泊まった別のホテルでは神保電器 J・WIDEが使われており、この押し心地は非常に良かった。 この後、自宅のスイッチを一部このJ・WIDEと、ついでにNKシリーズに交換してしまう。 でもNKシリーズと比較しても、J・WIDEの押し心地が一番好みだった。
全く関係ないホテルのスイッチ
Day3
練馬ではなく大原の三千院に行き、
三千院
若干遠回りして八瀬比叡山口駅9を経由し、
八瀬比叡山口駅
KNHSUMKさんの将来を心配する無職と化しながら貴船神社に向かい、途中でSmalltalkを見つけ学生時代に半分古典としてSmalltalkの授業を受けたことを思い出し、
Smalltalk
神社でおみくじを引いたら大吉10で、
貴船神社のおみくじ
やったれムンムンかましたらぁ!みたいな気持ちでRIMNMTTKさんのポスターを撮り、
やRIMNMTTKさんN1
大阪の、今回の旅行で一番安いホテルに向かいました。 (けど、自動チェックイン機が導入されていて一言も話すことなく入室できめちゃめちゃ良かった)
Day4
大阪府立中之島図書館に行き、JVMA方式の調査で触れた「自動販売機据付基準マニュアル」をはじめ日本自動販売システム機械工業会が出版した書籍を確認したり11、 日本橋12に行ってシリコンハウスとデジット13に行ってクレーンゲームメカを買おうか悩んだり(結局買わず)、 塚口勇商店に行ってみたけど雰囲気が怖くて14逃げたりした。
周辺のお店やオタロードに行って、伊丹空港経由で東京に帰りました。 おしマイケル。
Footnotes
「名門」?それ自分で言う?こういう人たまに居るけど距離を置きたいな……と思ったら「名古屋」と「門司」を指しているようでした。誤解してすみません。 ↩
徒歩乗船の場合、出航時刻の30分前までに来る必要がある。車両利用ならもっと早く来ないといけない。 ↩
朝食(800円)の時間帯は比較的空いていたので利用しました。 ↩
https://twitter.com/HochikiJapan/status/1239730649306509312 ↩
NIKKEの揺れ方のような…… ↩
サンライズ出雲のときよりは眠れました。 ↩
大阪南港?大阪フェリー協会のキャラクターがかわいい(写真は撮り忘れた) ↩
偶然増発された列車だった模様(【3/2(土)湘南戦】公共交通機関増便について | 京都サンガF.C.|オフィシャルサイト) ↩
叡山ケーブルとロープウェイに乗って比叡山に行きたいところ……ですが冬期休業中のため叶いませんでした。そのためDay2で坂本ケーブルに乗ったわけです(坂本ケーブル自体も楽しかった。坂本ケーブルもちょうど点検整備の時期でしたがギリギリ乗れた) ↩
「望みのままなり」→「5000兆円欲しい!」 ↩
「自動販売機据付基準マニュアル」は屋内設置目的で、類似のJIS基準は屋外設置目的で策定された印象を受けましたが、「自動販売機据付基準マニュアル」にも屋外設置の話が出てきたりよく分かりませんでした。他の本も解析に役立つかはよく分かりませんでした。いかがでしたか? ↩
アキバ、日本橋、大須、中野 ↩
シリコンハウスとデジットは秋葉原にも欲しい。 ↩
日米商事と似た雰囲気を感じる。 ↩