せっかく個人サイトを始めたので今年の振り返りを残してみる。
「てれこテレコム」の開始
その個人サイトについて。 本Webサイト「てれこテレコム」を始めました1。
このサイトはAstroで構築され、GitHubで管理しつつ、Cloudflare Pagesにデプロイされています。 いまのところ特に問題はない。 1つのサイトの中に製作物一覧のブログっぽいものと名前が分かりにくい進捗報告ブログが同居するというあまり見ない構成2だが、うまく実装できていると思う。
このサイトは趣味の成果を発表する場として始めました。 少し前だと技術系同人サークル(のうちの1人)として活動していましたが、モチベーションが保てず休眠状態に。 かなり前、具体的には10年ほど前の学生時代もWordPressでブログをやっていたものの……それもうまくいかず3。 それを思えばこのサイトは結構うまくいっている。
そんな感じのこのサイトで、今年書いた中で印象に残っている記事を振り返る。
- 丁寧なす暮らし
- NASでcupsdを立てたのがかなり良かった。USBのホットプラグもうまくいっている。
- HDMI ARCを試す
- HDMI ARCが良い。もっと早く使うべきだった。
- 入門スマートホーム
- サイネージは作って良かった。が、スマートホーム的なことはあまり活用できていない。
- インターホンの録画と通知
- 良い。もっと早くやればよかった。
これらの記事を作るにあたり、Projects側で調査やまとめを行ったものもあるが重複するので割愛。
失業の手続き
一方現実世界ではというと、会社員から無職になったので、それに関する手続きを行った。
iDeCoとか健康保険組合の任意継続とか細々としたものはあるが、最も重要なのは失業給付に関する手続きですよ。 これでお金が貰える。 しかも非課税で。素晴らしい。 ただし自分の場合、この給付金は1年分の住民税と年金の支払いに消えた4。
ちなみに給付を受けるためセミナーに参加するわけだが、無職5ってこんなに多いんだな……と謎の元気を貰った。 世は総無職時代。
無職になって本が読めるようになった。 心身の体調も改善。 「いつか手を付けよう」6と思っていたことができるようにもなった。
ほか無職あれこれを述べたいところが、自分はまだ無職になってそれほど経っていない。 たとえば、社会人なりたてですみたいな新人が「社会人とはこういうものであり……」と述べていたらどうなるだろうか? 「なんたるかが分かっていない。調子に乗るな、社会は甘くない」という反応が予想される。 無職の場合も同様に「なるたるが分かっている。調子に乗れ、社会は甘い」と反応されてしまう。
会社の設立
願わくばこのまま無職を続けたいが、それが叶うような資金はない。 どうにか収入を確保する必要がある。
再び会社員に戻る覚悟は……少なくともいまは無いので、自営業を始めることにした。 新規事業として「Webサービスの提供」と「電子機器の開発・販売」を行う。 この2つは完全に独立して提供する場合もあるし、組み合わせて1つのシステムとして提供する場合もある。
メインとしてはそんなだが、その他の事業、たとえば受託業務なども一切やらないのか?というとそうではない。 あらゆる可能性を否定しない。 言われたら(公序良俗に反しない限り)何でもやる、受託もやる。 弊社なら年内施工も可能です7。 とはいえやはり受託メインでは考えておらず、週5で準委任契約……みたいなのはしない。 いや、さすがに5000兆円積まれたら考えるが……基本は少額の請負契約をマッチングサイトや一般競争入札広告などから拾うつもりである。
これらの事業にあたっては法人格が求められる場面があり、株式会社8の登記を行った。 ただし、しばらく人を雇う予定はない。 単純に給与が払えないのと、手続きが大変そう9なので……。
設立にあたり法令により定められている必須の各種手続き、例えば税務署への法人設立届出や、社会保険への加入(強制適用事業所となるので加入しなければならない)はもちろん対応済み。 ほか事業を行うため実質的に必要な、銀行の法人口座開設や、商工会議所への入会、PL保険への加入(電子機器の開発・販売のため)も済ませている。 つい最近、適格証明書発行事業者の登録も完了した。
書き出してみるとすごい。 まるで会社みたい10だ。
ところで、こういうのって会社員時代に副業として始めて、軌道に乗ってから独立を考えるものなのでは? うーん、その通りすぎる。 でももう会社辞めているので仕方ない。 わざわざ手間をかけて現代に個人サイトを始めるくらいなので、こういう事業の始め方をしても不思議ではない(個人の見解)。
この先どうなるか、 新規事業がうまくいかず受託に特化するのか、 新規事業の評価は100点満点中1点、受託は2点、会社員は3点などと一番マシな会社員に戻る11のか、 何かの事業が大成功して金色のスーツを着て金をバラまいているのか、 それとも大失敗して黄金を撒き散らす全裸中年男性になっているのかは分かりません。
1年後、「2025年の振り返り」で報告したり、報告しなかったりしましょう。 良いお年を。
Footnotes
厳密には昨年の12月28日に公開……ですが、まともに記事を書き始めたのは今年です。 ↩
たまには見かけます。本当です。 ↩
内容は当時知ったばかりの事柄、たとえばアルゴリズムとかセキュリティのことを書いていた。が、内容が薄く、また文章から性格に難がある部分が透けて見え当時のアーカイブを見返すと、ウッ!!!ってなります。 ↩
一応誰でも参加できるセミナーもあるので、必ずしも参加者が無職のみとは限らない。 ↩
実際の契約内容によります。 ↩
これ合同会社でも良かったのでは?そうかも。 ↩
万が一にも人を雇うことになったら、労務管理は専門家(社労士)にお願いしようとは思うが、現状だと専門家と満足にやりとりできる知識もない。 ↩
本心から「まぁ実態は無職寄りで何も変わらんけどね」と思っていたはずが、手続きを進める中でどんどん実感が理解らせられたのか、一時期これは大変なことをしているんじゃないか、まともに会社が運営できるか不安でまいってしまった。 ↩
会社設立の日に、会社員時代のZoom会議で使っていたShokzのイヤホンが壊れた。戻るなという暗示かも知れない(こじつけ)。 ↩